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お墓参り
 こんにちは!

沖縄からタオファクトリーの比屋根です。

更新が遅くなりました><


先週末は、10月に舞台本番を控えている現代版組踊「翔べ!尚巴志」の舞台メンバーと尚巴志様のお墓参りに行ってきました。
今回のお墓参りは、舞台に立つメンバーの中から、「本番前には、絶対にみんなで行かないと!!」という強い声が出て、メンバー自ら送迎用のバスを予約し、時間割りやお墓参りの手順を組んだりと率先して計画を立てて実現されました。

尚巴志とは、沖縄が琉球という一つの国になる前、中山・南山・北山とい三山に分かれていた戦国時代に現れた人物で、この三山を統一し、初めて琉球王国という一つの国を築いた王様です。

「翔べ!尚巴志」とは、その尚巴志様が三山を統一し琉球王国を創りあげるまでを描いた舞台なのですが、舞台本番前に毎年、尚巴志様のお墓にご挨拶をして舞台の成功を祈願しています。

この尚巴志様のお墓なのですが、実は王様のお墓とは思えないほど森の奥地にひっそりと建てられています。
第一尚氏と呼ばれる尚巴志一族のお墓は元々天山陵という首里城の近くにありましたが、元々は王の側近であった金丸が中心となって起こしたクーデターにより、焼き討ちにあってしまいます。金丸はその後、第二尚氏、尚円金丸と名乗り新たに琉球の支配者となるのですが、第一尚氏の存在を残すものを全て焼き払ったと言われています。

そんな中、第一尚氏の末裔である平田之子(ひらたぬし)と屋比久之子(やびくぬし)は尚巴志様や歴代の王の遺骨だけは失ってはいけないと、天山陵のお墓から密かに持ち出し、首里から遠い読谷の地まで逃げ、その読谷の森の中に隠れ墓として尚巴志一族の遺骨を収めたとされています。
尚巴志様の隠れ墓がある森は、尚巴志様をいつか生まれ故郷の佐敷に戻すまでこの森で隠れ墓を守り続けるんだという、そんな末裔たちの想いから「佐敷の森(さしきむい)」と今でも呼ばれています。

そんな、悲しい歴史を持つ尚巴志様ですが、その偉業は今でも讃えられ、生まれ故郷の佐敷には「月代の宮」という尚巴志様やその父らを祀る神社が建てられました。

今回のお墓参りは、まずは南城市佐敷にあるその月代の宮からお参りに行きました。


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そこは小高い丘の上にあり、更に高い木々が周りを覆っていて何とも言えない神聖な雰囲気が漂っていました。
鳥居をくぐって、階段を登ると本殿があり、そこに線香を立て手を合わせたあと本殿の前で皆で天地の型を奉納しました。

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尚巴志様の舞台を演じさせてもらうようしっかりとお願いをし、月代の宮を出発しました。

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そして、今度は読谷にある佐敷の森へ向かったのですが、表札などどこにも立っておらず、初めて来る人は間違いなく迷うであろう読谷の森の奥地にあります。

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車一台やっと通るような細い道をしばらく歩いていると、道の側から森に入れる獣道が出てきて、その横に「尚巴志王乃墓」と書かれた墓標がひっそりと佇んでいました。

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更に獣道を進んでいくと開けた場所に出て、そこに尚巴志様のお墓がありました。
線香を立てて皆で手を合わせ、そして尚巴志様のお墓の入り口近くにある平田之子と屋比久之子のお墓にも同様に線香を立てました。

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尚巴志様、平田之子、屋比久之子、それぞれのお墓に手を合わせたあと月代の宮と同様に天地の型を奉納しました。

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「翔べ!尚巴志」を始めとする現代版組踊の舞台は、全て沖縄の歴史に登場する人物や物語を取り上げて演じています。
今回のように実在した偉人たちのお墓や史跡を訪ねて、今では知ることのできないその当時をそれぞれが想起し、自分がなぜこの舞台に関わっているのかじっくりと考えること、古の先人たちに想いを馳せること、そういう作業がこの舞台には必要なのです。

古の先人たちを訪ね、今を生きる自分たちがどうこの島に立つべきか。
その道標をそれぞれが自分自身に見つけられることが大事なのだと思います。

今回のお墓参りを終えて、この舞台は「温故知新」を体現する場であると実感しました。

実際に、お墓参りあとの稽古では子どもたちの目の輝きがこれまでとは少し違っているように感じました。



7月末から8月までの一ヶ月間、色々な地域で舞台の本番があったり、新しい舞台の制作があったりとばたばたと過ごしてきましたが、その中でも大切な物事はどんな時でも忘れてはいけないなと改めて感じました。

そして、どんな時でも何が一番大切なのことなのか、それを知っているのは舞台に立つ子どもたちでした。
このお墓参りでは、そんな大切なことへの気づきを得ることができ、この計画を立てた子どもたちに心から感謝したいと思います。

また、これから忙しくなっていきますが、本当に大事なことは何なのか、いつも自分に問いかけながら、子どもたちとがっちり連携して良い舞台創りをしていきたいと思います!





- comments(1)
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Comment
本土と同じような鳥居があるんやね!

From.西居 豊 2011/09/05 4:41 PM











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